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冬薔薇(ふゆそうび)

Author:冬薔薇(ふゆそうび)

 サディストにとって、愛奴を自ら穢す行為は興奮と快感を伴うものです。しかし、他人に穢させるとなると、それは狂気の沙汰です。

 愛する人妻を淫欲に狂った男どもの手に委ね、輪姦調教を施す。その狂気の先に何があるか、SM小説の形で描いてみたいです。

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イラマチオ

「これは、美帆自身が望んだことだ。本当にいいんだな」
 輪姦調教計画に着手する前に、俺は何度も確認した。お前はそのたびに、はっきりと輪姦されたいと答えた。
「あなたも望んでることだもの。それにね、私の心はあなた一色。それに、体をどんなに穢されても、あなたが浄めてくださるのでしょう?」

 そう言われて、悪い気がする筈がなかった。実行が決まってからの逢瀬は、俺自身の嫉妬も相まって激しいものになった。
 遅れ気味だったアヌスの開発も、自分で入浴時に揉み解すなどしてくれたお陰で、何とか間に合った。前々回に会った時にアナル処女を奪い、俺はお前を本物のマゾ牝にできたのだ。

 そうだ。罪悪感とともに背負ってきたレイプ願望から自由になるには、それを実体験するしかない。無理やりな理由づけかも知れないが、既に賽は投げられた。俺がこの場を仕切り、お前を守るしかない。

 そう思い切れると、途端に勃起が始まった。口腔内で、肉竿が大きく膨らみ始める。いつの間にかすぐ側まで寄って来ていた男たちから、おおっという小さな声が漏れた。

「美帆は、口が小さいんですよ。で、俺のは、ありがたいことに少し標準より太いらしい。だから、こうすると――」
 そう言ってから、後頭部を掴んで股間にぐっと押しつける。
「ひどく苦しいようです。でも、可愛いヤツですよ。我慢してる」
 ディープスロートを強要した状態で、俺は男たちに目を向けた。
 
「こいつは、これが普通のフェラだと思ってたらしいんです。旦那にそう教え込まれたとかでね。イラマチオだとわかったのは、ずっと後らしい」
 苦しいに違いないのに、舌が肉竿に絡みつこうとしている。
「でも、どうやら感覚を上書きできたようで、俺にならどちらもしてくれるようになりました」

 ゆっくりと腰を引き、唇から肉竿を抜き取る。
「そうだよな。喉の奥も、俺のだと気持ちいいだろう?」
「ぅぐっ……ごっ……ごほっ…・・・はい、とっても気持ちいいです、ご主人様」
 普段の逢瀬では、ご主人様とは呼ばせてはいなのだが、男たちの手前、そうしておいた方がいいだろうということになっている。

「でも、尻の穴についてだけは、少し加減してやってください。開通して間がないので、挿す前に十分に揉み解して、ローションを多めにつけてやれば大丈夫です。感度そのものはいいですよ」
 声に自慢めいた響きが混じってしまうのは、仕方があるまい。

「肛門の奥まで突いてもらって構いませんが、ストローク自体は余り早くしないで。ちょうど、これくらいでお願いします」
 唇を尻穴に見立てて、俺はゆっくりとピストン運動をしてみせる。根元まで入れると、お前の眉根が弓形にきゅっとたわむ。

「あとひとつ。写真やビデオの撮影は、ご遠慮願います。犯されている美帆の姿は、網膜に焼き付けてやってください。主催者として、俺の方でビデオカメラ三台で撮ってます。また、このデジカメでも撮ります」

 イラマチオのストロークを緩めずに、俺は下半身に目をやった。
「こうやって、無理やり口を犯されても、美帆は感じてるんです。ほら、パンティを見てやってください」
 一同の目が、M字開脚に括られた股間に集中する。

「ね、すごいシミでしょう。ホントに恥ずかしいったら。高橋さん、ちょっと布の上から触ってみてくださいますか?」
 呼んだ苗字は、もちろん便宜上の偽名だ。素肌に貼り付くシールを、全員が胸の上の方につけている。ちなみに、俺の名札は「中村」になっている。
 
「指に汁がつくくらい濡れてる。イラマチオだけで、こんな……」
 片ひざをついた高橋が、驚きの声をもらした。
「シミの上の方を、爪の先で軽く掻いてやってください。特に感じる場所があるはずなんですが」
 お前の喉から、うめき声が漏れ始める。俺はイラマチオを止めない。

 布地の上を指が這っていく。くぐもった嬌声が、不意に大きくなった。
「ここかな。確かに突起があるような。ここが、美帆さんの……」
「あ、呼び捨てでいいですよ。そうでないと燃えないらしいですから。もう、大きくしてるんですね。しょうがないドMだな、こいつ」

 腰を手前にゆっくりと引くと、唾液まみれの舌が怒張を愛おしそうに追いかけてくる。口を塞いでいたものがなくなった途端、あえぎ声がはっきりした。
「あっ、ああっ…・…、そ……そこっ!」
「美帆、いま指で触っていただいているのは、何だ?」
 真っ赤な顔をしたお前は、涙を浮かべた目でいやいやをする。


この続きは、02「クリトリス」でどうぞ。



テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

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